全国常連コーチによる高校サッカー戦術

はじめまして。「全国常連コーチによる高校サッカー戦術」管理人です。 高校サッカーの現場で指導歴10年以上。これまでチームを全国大会へ複数回導いてきました。主な指導実績 インターハイ出場 2回(最高成績:全国3位) 全国高校サッカー選手権出場 3回(最高成績:ベスト8)指導した選手がプロ・大学サッカー部へ多数進学 全国の舞台で戦う中で見えてきた「勝てるチームの原則」と「現場で機能する戦術」を、このブログで発信しています。

「戻りが遅い」は間違いだった ― 保持からの失点を、走力ではなく"立ち位置"で解決する

 

 

開催中のワールドカップ。日本はラウンド32でブラジルと対戦し、前半に先制点を奪いました。きっかけは、中盤で相手の緩いパスを佐野海舟がかっさらった一瞬です。ボールが入れ替わったその刹那を突き、ペナルティアーク付近から右足を振り抜いて先制 ― 世界最強クラスの相手から、たった一つのパスミスを見逃さずにもぎ取ったゴールでした(結果は惜しくも1-2、アディショナルタイムに沈みましたが)。

私がこの先制点に見たのは、「トランジション(攻守が入れ替わる瞬間)が、試合を決める」という事実です。ボールを失った瞬間、そして奪った瞬間は、それほどまでに危険で、それほどまでにチャンスなのです。

そして、これは裏を返せば怖い話でもあります。ブラジルがやられたのと同じことが、自分たちが"やられる側"でも起こるからです。

「保持はできている。なのに、失った瞬間に失点する」 ― 高校サッカーを指導していると、この負け方に何度も出会います。

ボールは握れている。試合を支配しているようにも見える。それなのに、一度奪われると一気に持っていかれ、カウンターで沈む。試合後の反省はたいてい「戻りが遅い」「切り替えが甘い」で終わります。

でも、本当にそうでしょうか。私は何度もこの手の失点を見返すうちに、ひとつの答えにたどり着きました。問題は走力ではなく、「攻撃しているときの"立ち位置"」だ、と。

今日はこの答え=「レストディフェンス」を、マンチェスター・シティを手がかりに、私たち高校の現場でどう使うのかまで落とし込んで書きます。同じ失点に悩む指導者に、少しでも届けばと思います。

 

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ポジショニングの優位性と何を基準にボールを動かすか

 

 先日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝、PSGがアーセナルをPK戦の末に下し2年連続の欧州王者となりました。

 そして6月12日にFIFAワールドカップ2026がついに開幕。

 日本代表の初戦はいよいよ来週6月15日、オランダ戦です。

 前回大会でドイツ・スペインを撃破した日本が今大会でどこまでやれるのか。今から楽しみで仕方ありません。

 さて、今回はそんな世界トップレベルの試合を見ながらいつも考えることについて書いてみようと思います。

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高校サッカーで伸びる選手・伸びない選手の違い

 先日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝、パリ・サンジェルマン対アーセナルはご覧になりましたか?

 試合は1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末にPSGが4-3で制し、見事2年連続の欧州王者となりました。

 プレミアリーグ優勝も成し遂げたアーセナルの初戴冠はなりませんでしたが、両チームとも最後まで諦めない姿勢は本当に素晴らしかったです。

 世界最高峰の舞台に立つ選手たちには必ず共通点があります。

 それは、努力の方向性が正しいということです。

 今回はそのことについて、私自身の指導経験をもとに書いてみようと思います。

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【番外編】J下部に入るには?弱小少年団からジュニアユースに入るまで。

 

 いよいよUEFAチャンピオンズリーグ決勝が迫ってきました。

 対戦カードはパリ・サンジェルマン対アーセナル。日本時間5月31日のキックオフです。

 アーセナルはプレミアリーグ優勝に続き、なんと20年ぶりのCL決勝進出。

 対するPSGは2年連続の決勝で連覇を狙います。

 アルテタのアーセナルがプレッシングと組織力でCLを制するのか、それともPSGが底力を見せるのか。今から楽しみで仕方ありません。

 

 さて、今回は少し番外編として、私自身の小学生時代の話を書いてみようと思います。

 

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プレッシングがハマらない本当の理由【高校生によくある3つのズレ】

 

 先日、アーセナルがプレミアリーグ優勝を決めましたね。長年タイトルに手が届かなかったクラブが頂点に立つ瞬間は、サッカーの醍醐味を改めて感じさせてくれました。アルテタのチームといえば、組織的なプレッシングと守備の連動が代名詞。今季もそこが機能したシーズンだったと思います。

 さて、今回はそのプレッシングにまつわる話を書いてみます。

この記事でわかること

・プレッシングが機能しない根本原因

・高校生チームに多い「3つのズレ」の正体

・明日の練習からすぐ使える修正方法

 「プレッシングをかけているのに全然ハマらない」

 「ハイプレスを練習しているのに試合で機能しない」

 そんな悩みを抱える指導者・選手は多いと思います。

 プレッシングがハマらないチームの問題は、戦術の複雑さではなく「3つのズレ」にある。

 この記事では、そのズレの正体と現場で効果のあった修正方法を具体的に解説します。

 

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ゴール前で必要なこと【守備編】CBに求められる能力

 

 いよいよワールドカップ開幕まで1ヶ月をきりました。15日には森保監督による日本代表ワールドカップメンバーの発表となります。先日怪我をした三笘薫選手や前十字靭帯を断裂した南野拓実選手はメンバー入り出来るのか、各ポジションに誰が入るのか日本中のサッカー関係者がワクワクしていることでしょう。

 高体連では、関東予選が各所で終わり、インターハイ予選の組み合わせも決まりました。夏の全国大会にはどこのチームが出てくるのか、各チームどこまで仕上げられるかが勝負の分岐点になるでしょう。

 

 さて、今回は2つ前の記事の続きで、ゴール前で必要なこと 守備編について書いてみようと思います。

 

soccer-tactics.hatenablog.com

 

 こちらはゴール前で必要なこと 攻撃編ですので、まだ読んでない方は是非ご一読ください。

 

 

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ドイツ式の攻撃から逆算した守備 『BoS理論』

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 チャンピオンズリーグの準決勝が終わり、2連覇を狙うパリサンジェルマンと初優勝を狙うアーセナルの対戦が決まりました。前回の記事にも書いたように、個人的にはミケルアルテタ監督がビックイヤーを掲げるところを見たいですが、、、

 準決勝でも見せたパリサンジェルマンの凄まじい個の力を活かした攻撃をどこまでアーセナルが食い止められるのか。

 パリサンジェルマンの攻撃から守備への攻撃。いわゆる、ネガティヴトランジションも凄まじい迫力でした。

 対するアーセナルはセットプレーでの得点能力が高く、現在は自チームにおいても参考にさせてもらっています。

 欧州最高峰の決勝が待ち遠しい限りです。

 

 楽しみな試合が近づいているところですが、皆さんは『ゲーゲンプレス』という言葉を知っているでしょうか?

 日本でも一時期流行った『ゲーゲンプレス』。これはボルジア・ドルトムントを率いたユルゲンクロップ監督が採用したことで有名になった、守備の方法です。

 『ゲーゲンプレス』はドイツ語で、英語に直すと『カウンタープレス』と言われますが、実際にその仕組みは日本人が考えるより緻密です。

 なぜ今、『ゲーゲンプレス』の話をするかというと、前回の記事で書いた

 『ボール中心の守備』の進化した形が『ゲーゲンプレス』だからです。

 裏を返せば、前回の記事を読まずに、今回の記事を読んでも、意味がありませんので、是非こちらの記事も併せてご覧ください。

 

soccer-tactics.hatenablog.com

 

 

 

 さて、今回『ゲーゲンプレス』を成立させるために必要な理論があります。

 それが

 『Bos理論』です。

 

 この『Bos理論』について、私はシュツットガルトで長年コーチをされた河岸貴さんに話を伺いました。

 

 指導者としてよくないことですが、守備のことを面白いと思ったことがなかった私が、河岸さんの話に魅了され、

 「守備って面白い!!」

 と考えるようになりました。

 

 『Bos理論』とはボールを中心に考え、ゴールを奪う方法です。

 近年のサッカーでは、「ハイプレス」「即時奪回」「トランジション」といった言葉を耳にする機会が増えました。現代サッカーは、ただ綺麗にボールを保持するだけでは勝てなくなり、どこでボールを奪い、どう得点につなげるかが重要視されています。

 

そんな現代サッカーを理解する上で、非常に重要な考え方の一つが「BoS理論」です。

 

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